海猿

こないだテレビで映画を観てから原作漫画を全て読んだ。
映画1,2は原作を映画化したものであり今やっているのは恐らくオリジナルであろう。


 漫画の感想としてはここまで注目されなかった職業を海猿という言葉と共に世の中に知らしめたことは偉業である。
海保(海上保安庁)が猿という呼び方を嫌うことは有り得るだろうがそれ以上に佐藤秀峰先生の作品を通して海保のイメージアップや職業の知名度は上がったことは紛れも無い事実である。
 そして主人公仙崎がスーパーマンでないところ、現実は厳しいといったところが随所に見られリアリティーに富む。
また漫画として重要な「絵=画」だけで泣かせたり、伝えたりするところが素晴らしい。
何度か鳥肌が立った。

これに関してはあだち充先生がコメディータッチであるのに関わらず巨匠であると思う。
それはまたの機会にするとしよう。